当社の還元焼成技術をベースに、生野という古瓦の色合いをモチーフとして和風というよりは、焼き物が織りなす自然の風合いと質感を再現。
それを屋根ではなく、暮らしと密接にかかわりを持つ床に提案します。
室町から江戸時代にかけ全盛を誇った兵庫県の生野銀山。山名氏、豊臣秀吉、徳川家康など天下人争奪の的となり、江戸幕府直轄の天領地として大いに栄えた産業と鉱山の町。
この町にはつい最近まで「生野瓦」という寒に強い赤褐色の瓦が造られていました。生野瓦は天然の鉄を多量に含む黄土を使い、還元瓦特有の表面「瓦1枚1枚の色調が微妙に異なり、不揃いの妙を表現する」を持つ瓦でした。
当社は、この生野瓦の製法とデザインに着目、屋根ではなく敷瓦に再現してみました。
曜変による渋い光沢の濃淡は、季節、見る角度、時間によって変わる光の強弱に応じて微妙に変幻し、多様な建築様式、多彩な町の景観に、まるで生き物のように巧みに融合していきます。
和でもあり洋でもある。和でもなく洋でもない。淡い7色の虹のように変幻自在のありようを見せる曜変という世界の不思議。
石州曜変敷瓦「生野」は、その不思議な世界を床材に集約してみました。
朝の淡い光を受けた時の色調
お昼の強い日差しを浴びた時の色調
夕方の弱い光を受けた時の色調